運とは体質です

 

 

中国で有名な格言があります。

この格言は、『努力しても報われない人の為の戦術』を説いたもの。

それが、

1に『命』2に『運』3に『風水』4に『徳』5に『読書・努力』

です。

 

今では人を埋めちゃったり色々な問題が起こる国でも、昔は沢山の発明をしていた偉大な国で、紙、印刷、火薬、羅針盤を最初に作ったのが中国です。

紙が、弥生文化の2世紀には作られていたのは驚きです。
 
 

どの国も争いの中で成長していくもので、
中国では三国志や、漫画なら「キングダム』も有名で、
戦いの時代を勝ち抜く為の、人生を左右する五訣ごけつ)が、より良い生き方の秘訣として語り継がれてきました。

 

忘れないようにもう一度。

 

1に『命』2に『運』3に『風水』4に『徳』5に『読書・努力』

 

人生を左右する5つの大事なことの「順番」を教えてくれています。

この「5つのカテゴリー」は「3つのフェーズ」に分かれていて、重要なことだけやれば現実が良くなるって便利なモノでは無いです。

 

五訣(ごけつ)の話しをすると、
努力やスキルが一番下なのか!と驚く人が大勢いるんです。

さすが日本人は真面目。
私も努力が何よりも大事だと思ってた口なので。

じゃぁ1番大事な「命」を知ることだから、
占い100%で生きていきます!と、安直なことでもないです。

 

3つのフェーズ(段階)が交錯しながら現実があるので、先ずは分けてみましょう。

 

3つのフェーズ

 

1潜在的な力
2抽象的な力
3現実的な力

世の中は、現実的な仕組みと、抽象的な力と、その人が持っている潜在的な力が合わさることで、結果として、お仕事的な成功であったり、健康な身体が存在します。

 

なんか分かりにくいので、簡単に言うと、

・自分と
・環境と
・社会を繋ぐもの

がそれぞれ、違う力が働いて成り立ってるってことです。

 

天才的な話術を持ったスピーカーがいても、
超絶引きこもりだったら、世にその存在は分からないし、
天才と変人は紙一重な部分でしょう。

 

それに、
埃まみれの生活をしてて肺の病気になったら、
声も出ないし何もできないし。

 

能力が高くても、全体のバランスが整ってないと、
努力してても結果が出ない人は、現実的な力に偏ってる場合が多い印象です。

 

大きな結果を出してる人はやっぱりバランスが良い。
自分がどの力が足りないのか知ることが大事ですね。

 

 

結論だけを先にいうと、
一番、現実を動かすのは「運」ですね。

投資のタイミングが少し違うだけで、天国と地獄の分かれ道!に似ていて、
タイミングの本質を説いてる格言が五訣なのです。

では、少し細かく風水治療家的に解説していきましょう。

 

 

一命(いちめい)

 

これは、いわゆる使命というやつです。
私は、使命というのが、何か縛れてる印象であまり好きでは無いんですけど、
先天的に持った、自分の特性とか資質、適正です。

能力の振れ幅のようなもので、
得意なコトを引き出し活かせる生き方をしてるのか?
活かしきれてるかがポイントですね。

 

童話にウサギとカメのお話があって、
足の速いウサギが途中で余裕をかまして、コツコツ歩いてるカメに負けてしまう。積み重ねが大事だと言う格言を含んだ物語です。

usagitokame

 

でも、努力するウサギが速いに決まってます。

勝てる訳がない。
勝てない土俵で勝負する方がおかしい。

私がカメなら、どうにか水中戦か、長生き長寿勝負に持ち込めないか考えます。

 

人には向き不向きがあって、ジャンルによっては努力で越えれない壁が必ずあるし、
努力を楽しめるジャンルなのか?を知ることは重要なことだとは思います。

勝ち方、戦い方は無限にあるはずです。
要は自分を知るコトが重要だということですね。

 

人間関係なら、水と油の関係性で上手くいくのか?

こんなタイプの人だから・・・
と、分かっていれば対処はできるし、我慢もできます。

 

天命と言われるように、先天的な要素なので、いじることができないですけど、
自分の土俵や適性を知ることが、「命を知る」と言うことです。

 

 

二運(にうん)

 

これは、いわゆる「バイオリズム」というやつです。

 

rithom 2015-08-24

 

作物でも種を蒔く時期、耕す時期、収穫して、土壌を寝かす時期があるように、
何でも適切な時期やタイミングあります。

大きな流れのコトです。

 

商品なら、シーズン物の日焼け止めが猛烈に売れる時期と、売れない時期があるように、
波があるし、良い時期も悪い時期もあるんです。

冬に猛烈に広告費をかけると大損をこいてしまいますよね。

 

時間や、季節、時代の影響も「運」の世界です。

でも、時代によってヒットメーカーが存在するように、
流れを読んで、そこに適切な「箱」を用意すれば、売れるわけです。

 

ヒットの公式=時代×才能×努力

 

と私は考えてるので、「自分の能力」と「時代の求めるモノ」が合わさった時にヒットするんですね。島田紳助さんも「XY」の公式を使って同じことを言ってました。

 

ただ、運の流れなんて見えない。
そんな流れに左右されてるかもしれないって思うと腹立ちません?

でも実際に、良い時も悪い時もあるから、そんな流れに屈しない対策を立てとくのが重要で、会社が潰れたのが「運のせい」って思ったら腹立つとゆーか、虚しいし。

 

ヒットだと一発で上がるイメージですけど、
長く続く会社とか、自分の人生となると、もっと緩やかに山あり谷ありで、
幾つかある「選択肢」の中から、右を選ぶのか、北を選ぶのか?じっと我慢するのか・・・

自分で判断できる『後天的な運』が二運です。

 

 

三風水(さんふうすい)

 

これは、いわゆる「環境」のことです。

mizutake 2015-06-
風水は地形学や環境心理学と呼ばれることもあり、
形ある「自分の周り」の影響をコントロールする技術です。

 

この影響力を感じるには、
家の部屋を思い出してみて下さい。
部屋によって、それぞれ空気の重さから印象が違いますよね。

重たい雰囲気の部屋で寝ながら酸素を取り入れてるのか?
軽〜い雰囲気の部屋で寝ながら酸素を取り入れてるのか?

を365日繰り返せば必ず身体への変化はでます。

 

仮に、6畳の部屋に、「死にたい」と言ってる人を10人集めて、あなたがポンっと放り込まれたとしましょう。

同調作用が働いて大変なことになる恐れがあります。
とりあえず気分は重くなりますね。

 

ネガティブへ真っしぐらです。

 

極端な例かもしれないですけど、
精神を患った人が隔離病棟に入院したことで、一気に症状が加速するのも実際に見てきました。その速さは尋常ではなかったです。

逆に、湿気が少なく風が気持ち良い南国に行ったら、解放的な気持ちになって、活動的になったり、人に優しくできたりしますよね。

 

無意識レベルに働く力が環境には必ずあり、
自分や家族が住む環境を整える力を持つことが重要です。

 

喧嘩が絶えない殺伐とした空気なのか?
作業効率や勉強効率を生む部屋なのか?
店舗なら、人が足を運んで気持ちいの良い空間をデザインできるか?です。

人がお金を運んでくるし、お金が一人でテコテコ歩いてこないですからね。

全てが結局は『人』から始まるので、
適切の選択肢を選べる状態に身体や自分を持っていく必要があります。

 

目に見える形の影響は、強く身体(病気など)に表れます。
目に見えない方位や時間の影響は、精神(仕事の成功など)に強く表れます。

ちょっとした、部屋の物の配置や、気(エネルギー)の動線を意識するだけで身体は元気になるんだから、学校はなんで保健体育で教えないのか疑問。直接の事例ではないけど、不登校が直った事例もあるし、義務教育にすればいいのに。

 

そんで、
財産がたくさんある人は、ますます増やすことができて、
お金に困っている人は、ビジネス成功の『チャンス』を掴むことができます。

戦国時代でも、風水は戦術の柱で、諸葛孔明などの著名な軍事は駆使してました。
勝利の請負人みたいもので、現代のコンサルタントみたいなもんですね。

 

地形学を駆使して、「どこから敵が攻めてくるかを読み、罠をしかけたり、地形の利を応用して」勝ってきました。
店舗経営をしてるなら、人の動線やレイアウトと同じことです。

どんな罠を張って呼び込むか!です(笑)

 

 

四積陰徳(しせきんとく)

 

徳と話しましたが、正しくは積陰徳です。
陰で徳を積むということで、

人知れず、喜ばれることをしましょー!
と言うことです。

 

徳にも二種類あります。

陽徳と陰徳です。

・陽徳→私は誰々の為にこんなコトをしてあげてると公表すること
・陰徳→人知れず誰かの為のなることをすること

 

陽徳の代表的なのが、彼氏彼女や、夫婦のケースで、
私はこれだけやってるのに・・・

と口に出すことです。
同じことをしてても、口に出すともう価値がだだ下がりで、
言わない方がマシです。

言いたいから言ってるんでしょうけど、
その先にあるのは押し付けがましい自分の為ですから。

 

積陰とは、
人知れずコツコツと良いことをしなさい、喜ばれるコトをしなさいということですね。

ボランティア活動というかは、
商売でも肌荒れを治す薬を開発した!これでも誰かの悩みを解決することも陰徳の範疇になります。

それが、何かのメディアに乗って一気に広まる可能性があります。

 

陰徳に特徴は「一気に広まる」です

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諺(ことわざ)で、悪事千里を走るとあるように、
陰(かげ)で悪いコトをやっていて、表に出た時は一気に広まります。

身近な良いコトでも同じで、
コツコツと人知れず、誰かの為に何かをしてる人は、結局は誰かに引っ張り上げられるんです。

メディアかもしれないし、
Yahooニュースかもしれないし、
もっと身近な人かもしれません。

 

見返りを求めてすることでは無いでしょうーが、
コツコツと喜びや興奮を与える意識なのかと思います。

 

※ちなみに、徳に「上徳」「下徳」と位があると、老師さんは言ってるですけど、
無意識に、見返りを求めず「喜ばれることをする」を上徳と言ってます。

無意識に良いことをし続ける。
けっこー大変なことです・・・

 

 

五念書

 

いわゆる「読書や教養は身を助ける」ということで、現代は「スキル」を加えたいと私は考えています。

 

スクリーンショット 2015-08-24 17.10.13

 

ここが努力の分野です。
実際に一番大事なことはやっぱりココだと思います。

とゆーか、当たり前にココは頑張ろうぜ!
って部分ですね。

知識や経験が広がることで、
考えれる幅も、選択できる幅も変わります。

 

自分に必要な情報がフランス語でしか書かれてなかったとしたら、
読めないばかりか、存在に気付くこともできません。

私も鍼灸の研修で中国や韓国に行った時もそうです。
特に韓国のハングルは意味不明。

全てが同じ文字に見えて、地図に書いてる店の名前の違いが分からず、かなり迷子になりました。

読めないと受け取ることができないコトを痛感しました・・・

 

スキルも同じ。
どんなに人脈を広げても、
タイミングが読めて儲かる仕事をもらっても、
サービスや商品を作るスキルが無かったら、現実世界と「繋がり」を作れないので、結果は変わるコトは無いです。

 

だから、努力をしてるけど結果が出ない人こそ、
1命・2運・3風水・4徳が重要なのです。

 

五訣と3つの力

 

潜在的な力→1命
抽象的な力→2運・3風水・4徳
現実的な力→3風水・5読書と努力

実際の所、
見えない『運』と呼ばれるモノをどこまでコントロールできてるのか分かりません。

 

でも、住環境に風水を取り入れることで、身体への変化や出来事に変化が起こる。
唯一、抽象的な力を現実的な手法で取り入れる技術です。

 

努力をしても、努力をしても、報われないのは、抽象的な力を取り入れる努力をしてないからだと思います。

 

そんな抽象的な「運」に対して、
雀鬼と呼ばれる、20年間無敗の桜井章一さんが興味深いことを言ってます。

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勝負事に一番重要なのは「運」だ。

ただし、運は引き寄せるものではない

「運がその人を運ぶ」

普段からしかるべき準備をして、
考え、行動してればおのずと運はやってくる。

間違がった考え方のもとに正しくない行動をしてると当然、運はやってこない。

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努力するのは当たり前。
見えない部分まで、細部まで気を配ることこそ、

「神は細部に宿る」

細部で差がつくということですね。

 

野球の野村監督の名言で、
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」

かなと。

 

私の知る限りのミシュランの星がつくお店には、
必ず「神棚」や祀る何かが有るのは、抽象的な力を取り入れているからかもしれません。

 

最後に、
1命の持って生まれた器を活かしている人は、
やっぱり元気で、エネルギーが溢れてる人ばかりです。

努力が必ず報われるとは思わないけど、身の回りも整えるコトで『運』に『運ばれる体質』になる努力の方法も取り入れてみて下さい。

 

環境の力は大きいですね。
結果を出していても、体を壊して仕事ができなくなった人も沢山いますから。

すげー風水大事。
 
 
 

川瀬のエネルギー研究所